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2018年02月16日
『デザイン』がスマートな家 ~椅子と机と照明の心地良い高さを考える~
久しぶりの「シリーズ企画」
テーマは、
当事務所の『家づくりで大切にしているコト』について。
より多くの方々に知って頂き、
皆さんの ”家づくり” の参考になれば幸いです。
第9回目はこちら。
『デザイン』がスマートな家
~椅子と机と照明の心地よい高さ関係を考える~
照明計画(灯の計画)は、住まいの雰囲気・出来栄えを左右する重要なポイントの一つです。
選定した照明如何によって、住まいの雰囲気は大きく異なります。
明るさの程度は良いか?
内装の色とのバランス・雰囲気は良いか?
適材適所に灯が配当・存在しているか?
など、などです。
完成が近づき、それら器具が取り付くと、僕はいつもドキドキしながら照明スイッチを入れます…。
一昔前は、部屋の天井の中心にシーリングライトを取りあえず設置…という住まいが多かったですが、LEDの普及が進んだ最近は照明器具そのものがコンパクトになり、より自由な器具の設計・計画が可能になりました。
先日のブログでもご紹介しましたが、目や手の届く範囲にあるものは、”素材感” を大切にして選定しています。
打合せの中でその計画をする際、僕が注意するポイントとして ”目立たせる灯” と ”目立たせない灯” を上手く使い分けるように気を配っています。 ”目立たせる灯” はインテリアのアクセントとして。 ”目立たせない灯” は機能に重点を置いた灯としてです。
その中で ”目立たせる灯” として提案する代表的なものが、このダイニングテーブル等のペンダインライトです。
私見ですが、どんな家族の団欒も
ダイニングテーブルにあると思っています。
美味しい食事をしながら、日常の他愛も無い会話をするコト。
その演出の為に、ペンダントライトが重要だと想うんです。
選定・取付の際に、以下のポイントに注力しています。
■ペンダントライトのフードの素材感
フードの素材も、可能ならば透け感のあるガラスに
■ダイニングテーブルからペンダント照明までの高さ
一般的には60~80cmが適当です。(写真は65cm)
ライトがテーブルに近い分、料理も美味しく見えます。
■ダイニングチェアに座った時の照明の高さ
テーブル高さは一般的には70cmが適当です。
(写真は68cm)
ダイニングチェア高さ
(写真の低い部分で63cm 63cm~73cm)
※テーブル天板の下にチェアが入るのも重要なポイントです
詳しくはこちら。
居心地・座り心地の良い椅子を求めて… ~お気に入りの宮崎椅子製作所~
http://s461.hamazo.tv/e6267943.html
人間工学的に、
大人が椅子に座ると目線の高さは、110~120cm位です。
上記の通りペンダントライトを設置すると、
照明下端は135cm程となります。
→目線の高さの20cm前後上が、ペンダントライトの適当な設置高さという計算になります。
皆さん、参考になりましたでしょうか?
冒頭にも書きましたが、照明計画(灯の計画)は、住まいの雰囲気・出来栄えを左右する重要なポイントの一つです。
選定した照明如何によって、住まいの雰囲気は大きく異なります。
照明器具も、良いものばかりを選ぶとコストUPとなりますが、”目立たせる灯” と ”目立たせない灯” 使い分けをすることでインテリアの雰囲気を向上させるコトが可能です。
しっかりとした照明計画と打合せが、大きな満足に繋がるんです。
細かなコトでも構いません。
皆様方のご相談を、お待ちしております。
シライ
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Posted by シライ at 17:51│Comments(0)
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