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2018年02月25日

完成見学会を開催します!! 中庭デッキを愉しむ。 コノジノ家の現場日記⑪ ~中庭デッキを取り囲む平屋~



コノジノ家の現場日記、第11回目です。
完成間近となりました。

今回は、
 『中庭ウッドデッキ』 について。

コノジノ家は、
文字通り空から見ると、”コの字” の形をしています。

”コの字” の中心に中庭があり、そこにウッドデッキがあります。つまり中庭のウッドデッキを取り囲む平屋の住まいになっているんです。

お施主様からご相談を受け、広々した敷地を見た時、直感的に伸びやかでおおらかな平屋に…と考えました。そこから更にプランを練っていくと ”開きながら閉じる” というコンセプトが浮かび、コノジノ家が生まれました。

そして一番こだわったのがこの ”中庭デッキ” です。

 最後に出来上がっていく様子は、
 僕自身が一番愉しんでいたかもしれません。







上記デッキに使用した木材は、”ウリン” です。

別名 ”アイアンウッド” と呼ばれ、水に入れると浮かばずに沈んでしまうほど、重く密実な超硬質木材です。またワインなどで有名な『ポリフェノール』が大量に含まれており、強力な抗菌・防腐作用を持っています。シロアリに侵されず、フナクイムシなどに対しても抵抗性があり水中・海中においても使用に耐えうることができ、薬剤処理なしで100年もつとも言われる木材です。値段は他の材料に比べ高価ですが、メンテナンスフリーなので、最終的にはオトクで必ずご満足いただける材料なんです。



ヒバ板を使った木塀は、中庭だけでなく隣地境界部分にも使いました。中庭の庇や、デッキの板塀にも使用したキシラデコールのピニー色で統一して仕上げました。

若干の外構工事を残すのみとなり、
   『コノジノ家』 いよいよ完成です!!




今回、お施主様のご厚意により、
     ”完成見学会" を行います。

 詳細は、下記の通りです。



 『コノジノ家 ~中庭デッキを取り囲む平屋~』
  OPEN HOUSE


  日時:3/3(土)・4(日) 9時~17時
  場所:湖西市新居町新居【ひばりヶ丘】
 
  ※いつもお世話になっている山口燃料さまと
   共同で見学会を開催するコトとなりました。

  ※ご予約がなくても見学可能です。
   ご興味のある方、詳しい場所が分からない方は、
   詳しい場所をご案内致しますので、
   お手数ですが、下記へご連絡願います。

  皆さん、是非遊びに来て下さい。
  どうぞお楽しみに。


シライ
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ラシク設計工房
【一級建築士事務所 (静岡県)知事登録 第7723号】
http://461.jp/
Tel :053-594-0636
Fax :053-594-9703
mail:rashiku@rx.tnc.ne.jp
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2018年02月23日

インテリアの色を愉しむ。 コノジノ家の現場日記⑩ ~中庭デッキを取り囲む平屋~





コノジノ家の現場日記、第10回目です。
いよいよ完成間近となりました。

今回は、
 『インテリアの仕上げ ~色と素材と光~』 について。

コノジノ家では、
壁・天井仕上げ材として壁紙を使用しました。

 ”いろんな色を愉しみたい”

そんなお施主様の御要望を叶える為、
分厚い壁紙サンプルのページを行ったり来たり…。
僕自身がオススメする壁紙を数回取寄せて、お施主様と現場で検討に検討を重ねました。サンプルを壁や天井にかざし、それをお客様ご自身の目で見て頂きます。

こだわりの場所には間接照明も採用しているので、決定に至るまでの時間は掛かりましたが、お客様にはその分納得の選択を。

各室にて雰囲気や嗜好も変えているのでクロス屋さんは現場で四苦八苦でしたが、その仕上がりは豊かな色使いとなりました。



また、一部にはエコカラットも使用しています。

一見すると見た目は普通のタイルなんですが、この材料には調湿や臭い・有害物質を吸着する効果もあるんです。
ご存知の方も多いですよね。

壁紙よりも、より豊かな表情が出るのでオススメの材料です。
このエコカラットも間接照明によって陰影を愉しむコトが出来る仕上がりとなりました。






今回、お施主様のご厚意により、
     ”完成見学会" を行います。

詳細は、下記の通りです。※現在、チラシ製作中です。

 『コノジノ家 ~中庭デッキを取り囲む平屋~』
  OPEN HOUSE


  日時:3/3(土)・4(日) 9時~17時
  場所:湖西市新居町新居【ひばりヶ丘】
 
 ※ご予約がなくても見学可能です。
  ご興味のある方は、詳しい場所をご案内致しますので、
  お手数ですが、下記へご連絡願います


 皆さん、どうぞお楽しみに。


シライ
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2018年02月17日

外壁の左官仕上げを愉しむ。 コノジノ家の現場日記⑨ ~中庭デッキを取り囲む平屋~



コノジノ家の現場日記、第9回目です。

 今回は 『外壁の左官仕上げ』 について。

コノジノ家では、玄関及びアプローチ部分の外壁の仕上げを、”オリジナルの左官仕上げ” としました。

先回のブログでもご紹介した通り、毎日眼にする部分なので ”素材感を愉しむ” というコンセプトからの選定です。
今回はその様子をご紹介します。

■下地工事(アングルラスの設置)


■下地のモルタル塗り




■仕上げ材を混合・着色し、練ります




■仕上げ材の下塗り




■下塗りした壁面を発砲スチロールで擦り、表情を出します




■完成した外壁左官仕上げ



仕上げ時には薄茶色だった左官の外壁も、数日するとかなり白くなりました。遠目から見ても、”素材感” がよく分かります。

この仕上げは、お付き合いしている左官屋さんが独自の調合や方法を試行錯誤されて開発した ”オリジナルの左官仕上げ” なんです。
※昨今は左官屋さんの数も減る中、その仕事ぶりが光る左官屋さんです。


外部足場も取れ、いよいよ完成が近づいて来ました。
今回、お施主様のご厚意により、

 『コノジノ家 ~中庭デッキを取り囲む平屋~』で、
 来月に ”完成見学会" を予定しています。
 ※詳細は、後日お知らせします。

 皆さん、どうぞお楽しみに。


シライ
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2018年02月16日

『デザイン』がスマートな家 ~椅子と机と照明の心地良い高さを考える~



久しぶりの「シリーズ企画」

テーマは、
 当事務所の『家づくりで大切にしているコト』について。

より多くの方々に知って頂き、
皆さんの ”家づくり” の参考になれば幸いです。


第9回目はこちら。
 『デザイン』がスマートな家
   ~椅子と机と照明の心地よい高さ関係を考える~


照明計画(灯の計画)は、住まいの雰囲気・出来栄えを左右する重要なポイントの一つです。

選定した照明如何によって、住まいの雰囲気は大きく異なります。

 明るさの程度は良いか?
 内装の色とのバランス・雰囲気は良いか?
 適材適所に灯が配当・存在しているか? 
 

                    など、などです。
 
完成が近づき、それら器具が取り付くと、僕はいつもドキドキしながら照明スイッチを入れます…。

一昔前は、部屋の天井の中心にシーリングライトを取りあえず設置…という住まいが多かったですが、LEDの普及が進んだ最近は照明器具そのものがコンパクトになり、より自由な器具の設計・計画が可能になりました。



先日のブログでもご紹介しましたが、目や手の届く範囲にあるものは、”素材感” を大切にして選定しています。

打合せの中でその計画をする際、僕が注意するポイントとして ”目立たせる灯””目立たせない灯” を上手く使い分けるように気を配っています。 ”目立たせる灯” はインテリアのアクセントとして。 ”目立たせない灯” は機能に重点を置いた灯としてです。

その中で ”目立たせる灯” として提案する代表的なものが、このダイニングテーブル等のペンダインライトです。



私見ですが、どんな家族の団欒も
ダイニングテーブルにあると思っています。
美味しい食事をしながら、日常の他愛も無い会話をするコト。
その演出の為に、ペンダントライトが重要だと想うんです。


選定・取付の際に、以下のポイントに注力しています。

■ペンダントライトのフードの素材感
 フードの素材も、可能ならば透け感のあるガラスに


■ダイニングテーブルからペンダント照明までの高さ
 一般的には60~80cmが適当です。(写真は65cm)
 ライトがテーブルに近い分、料理も美味しく見えます。


■ダイニングチェアに座った時の照明の高さ
 テーブル高さは一般的には70cmが適当です。
 (写真は68cm)


 ダイニングチェア高さ
 (写真の低い部分で63cm 63cm~73cm)



※テーブル天板の下にチェアが入るのも重要なポイントです



 詳しくはこちら。

 居心地・座り心地の良い椅子を求めて… ~お気に入りの宮崎椅子製作所~
 http://s461.hamazo.tv/e6267943.html


 人間工学的に、
 大人が椅子に座ると目線の高さは、110~120cm位です。

 上記の通りペンダントライトを設置すると、
 照明下端は135cm程となります。

→目線の高さの20cm前後上が、ペンダントライトの適当な設置高さという計算になります。



皆さん、参考になりましたでしょうか?

冒頭にも書きましたが、照明計画(灯の計画)は、住まいの雰囲気・出来栄えを左右する重要なポイントの一つです。
選定した照明如何によって、住まいの雰囲気は大きく異なります。

照明器具も、良いものばかりを選ぶとコストUPとなりますが、”目立たせる灯””目立たせない灯” 使い分けをすることでインテリアの雰囲気を向上させるコトが可能です。

しっかりとした照明計画と打合せが、大きな満足に繋がるんです。

細かなコトでも構いません。
皆様方のご相談を、お待ちしております。



シライ
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ラシク設計工房
【一級建築士事務所 (静岡県)知事登録 第7723号】
http://461.jp/
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2018年02月11日

中庭の庇を軽やかにする。 コノジノ家の現場日記⑧ ~中庭デッキを取り囲む平屋~



コノジノ家の現場日記、第8回目です。

 今回は 『庇のデザイン』 について。


タイトルにもあるように、『コノジノ家』は、
中庭のウッドデッキを取り囲む形をしています。

外観デザインとしても、ココがポイントにもなっているので、
少しでも見栄え良く出来たらと考え、設計しました。

僕の中での今回のテーマは、
 ”薄く・軽ろやかに水平感を出したい” です。

デザインを追及する余り、
丈夫さ・耐久性等が疎かにならないよう、注意もしました。


工事の様子は以下の通りです。

■取付前


■骨組み・屋根下地の取付


■仕上げ・着色


軒裏に張ってあるのが、杉板(ピニー色) です。

この庇は、テラス窓の直上にあり、手を伸ばせば届きそうな高さにあるので、先回のブログでもご紹介した通り、目でその "素材感が愉しめるように” 考えました。


 杉板塗装のお話はこちら。

 木目を活かして塗る。
  コノジノ家の現場日記⑥ ~中庭デッキを取り囲む平屋~
 http://s461.hamazo.tv/e7842043.html



この庇は出幅が90cmとし、日射調整にも配慮しています。
又、雨天時にも雨水の降込みを低減出来ます。

なかなかの出来栄えになったと思いますが、
皆さん如何でしょうか?

 


周辺の外装、ウッドデッキが完成すれば、
きっと見栄えも更に良くなると思います。

出来上がりは、後日ご紹介させて頂きますので、
皆さん、どうぞお楽しみに。



シライ
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2018年02月09日

黒色のなかの黒で悩む…。 コノジノ家の現場日記⑦ ~中庭デッキを取り囲む平屋~



コノジノ家の現場日記、第7回目です。

 今回は 『外壁の色』 について。


コノジノ家の外壁は、ガルバリウム鋼板(角波)張りです。
※一部は、左官仕上げとなっています→後日ご紹介予定です。

お施主様との打合せで、検討に検討を重ねた結果、
”黒色” にという方向性になりました。

しかし、黒といっても黒にも色々な黒があるので、
お施主様も悩む訳です…。

※今回は一般的に黒色だと感じる
 以下4色の中で検討しました。








そこで、問屋さんに過去の物件を調べて頂き、
近隣の黒色ガルバリウム鋼板の住宅を
お施主様と一緒に見て廻りました。

人間の眼は正確なようで、
意外とイメージに囚われ易い傾向があります。

快晴の日、曇天模様の日で、
その色が、大きく違って見えるコトも…

そんなやり取りの中で、
僕にも気付かされるコトがありました。

外観デザインを検討する際は、メインとなる外壁の材料や色はもちろん、屋根や窓等の色との調和と各々の色量バランスも考慮する必要があります。

 濃い色・強い色が基本色となる場合は、特にです。

様々な現場を見て廻り、こんなコトを感じながら、
”色” ってやっぱり難しいなぁと再確認した次第です。


ガルバリウム外壁のサンプルを取寄せたので、
以下を参考にして見て下さい。




■曇天(日陰)時の色


■晴れている時の色


■各々黒色(右上がサンプル色の名称)



黒は黒でも、黒の程度の違いが分かりますか?

同じ黒色でも、光の加減により、

 ”銀色” ”茶色” ”青色” ”真っ黒”
     に見えたり、そうでなかったり。

”黒色” に大いに悩まされましたが、
打ち合わせと検討を重ね、
お施主様にも納得の ”黒色” を選んで頂くコトが出来ました。


最終的に決定したガルバリム鋼板の外壁が、この色です。
写真から何色(いぶし銀・ブラックパール・ブラック・ネオブラック)か分かりますか?



 ↑ 正解は ”ブラック” です。

ガルバリウム鋼板の色、特に黒色で悩まれている方には、このブログも参考になるかもしれません。

出来上がりは、後日ご紹介させて頂きますので、
皆さん、どうぞお楽しみに。



シライ
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2017年03月29日

『デザイン』がスマートな家 ~屋根をスッキリ見せる方法を考える~




新たにスタートとした「新シリーズ企画」

テーマは、
 弊社の『家づくりで大切にしているコト』について。

より多くの方々に知って頂き、
皆さんの ”家づくり” の参考になれば幸いです。


第8回目はこちら。
 『デザイン』がスマートな家
   ~屋根をスッキリ見せる方法を考える~



外観のデザインを考える時…、
見た目が少しでも ”スッキリ” するように考えます。

特に気を使うのが、
いつも目にする ”正面側の外観デザイン” …。


近年は瓦屋根が減少し、軽量且つ薄い葺材を使用するケースが多くなりました。屋根が厚く重い感じだと重厚感はあるのですが、見た目的にも構造的にも重心が高くなり全体のプロポーショやバランスがどうしても悪く見えてしまうので、如何に屋根を薄く見せるかデザインを考える上で重要なポイントです。

弊社では、先日のブログでもご紹介したように自然の力を上手に活用したいので、軒の出がある切妻屋根をデザインに多く採用しています。

※切妻屋根とは、本を伏せたような二つの傾斜面が山形の形状をした屋根のことです。




上の写真を見て下さい。
切妻屋根の場合、妻(屋根がへの字に見える面)側に母屋と呼ばれる小屋組みの木材があるんですが、屋根を薄くスッキリ見せようと思うと、どうしてもこの母屋がそれを損ねがちなんです。もちろん母屋は屋根を支える需要な役割を持っているので簡単に無くしたりは出来ません。


そこで用いるのが、以下の方法です。







先程の写真にもある垂木と呼ばれる材料を妻面のみ途中から向きを変えて取付ます。これは屋根の小屋組をする際に、事前に梯子状に組んだものを取付る方法なんです。

すると…、



上の写真のように、母屋が出さずにスッキリとしたデザインになります。但し、持ち出す幅(出幅)が大きいと妻側の屋根がたわむ恐れもあるので、設計時に材寸や出幅のしっかりとした検討が必要です。



そして、もう一つ。

軒樋が取付く屋根の先端(軒先)も、スッキリと収めたいので、下の図面にあるように、軒樋が取付く板(鼻隠し)を屋根の角度に対して鋭角に取付ます。すると、軒樋も屋根の一部のように見え一体感が出るんです。

だから、軒先がより ”シュッ” とするんです。





ひとつ、ひとつは小さな工夫ですが、それを積み重ねるとより良いデザインが生まれます。

試行錯誤を繰り返しながら、私達はスマートなデザインを考えています。



再度、弊社イベントのお知らせです。

 先週末に引き続き、今週末も、
 「ライフスタイル見学会」を開催します。

 実際に生活している家の住み心地を
 ”見て・聞ける” 他には無い特別な見学会です。


詳細は下記の通りです。

『木の香りと自然を取込む 光熱費ゼロの家』
 
 開催日:4/1(土)、2(日)
 時 間:9:30~17:00
 場 所:湖西市新居町内山【八幡台】




 チラシ:http://461.jp/img/top/lifestyle.pdf


現在、見学希望の方の受付をしております。
お手数ですが電話・メールにて、ご連絡をお願い致します。

沢山の方のご参加を、心よりお待ちしております。

 お 電 話 : 0535940636
 予約メール : http://461.jp/contact/index.html






シライ
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2017年03月13日

『デザイン』がスマートな家 ~色彩から受ける印象の効果を考える~





新たにスタートとした「新シリーズ企画」

テーマは、
 弊社の『家づくりで大切にしているコト』について。

より多くの方々に知って頂き、
皆さんの ”家づくり” の参考になれば幸いです。


第4回目はこちら。
 『デザイン』がスマートな家
  ~色彩から受ける印象の効果を考える~


人間の視覚情報は、その80%以上が「色彩の情報」だと言われています。色が人に与える効果は大きく、それがその印象や直感的イメージを決定する一番の要因になるコトが多いんです。

だから、外観やインテリアイメージを検討する際には、選択する色に細かな注意が必要です。お客様の好みも伺いながら、より良い選択をして頂けるよう提案をしています。


具体的な例を挙げてみます。

 「白色」

一般的にイメージし易い色ですよね。
けれども「これは白」と認識する範囲にも個人差があります。



上記の写真は、「色票」と呼ばれる色見本です。

 一番右の ”白→グレー” を見て下さい。
 白とグレーの境目はどこですか?

きっと答えは、人によりけりかと思います。



続いて、上記の写真。
先程の写真よりも、白を ”より白らしく” 感じるかと思います。

この ”グレー台紙に四角い穴が開いたもの” が、より正確な色彩情報の認識を助けてくれます。逆の説明をすると、人は他の色の影響を受け易く、正確な色彩を認識するのはとても難しいというコト。

色彩の持つイメージというのは、それだけ曖昧且つ、繊細という訳です。





さらに続いて、上記の写真です。

上の写真は、N-95と同等だと台紙により識別できます。
同じく下の写真は、N-90と同等だと。

上の写真N-95は、俗に言う ”真っ白(純白)” です。
写真だと分かりづらいかもしれませんが、下の写真N-90は、これでも一般的にはかなり ”真っ白に近いもの” です。



さらに、色の選択を困難にしているのが呼び名です。
設備や仕様の検討時にも、いろんな色の表現や名称が存在します。

”真っ白” を表すような呼び名も、以下この通り。

 「純白」
 「ピュアホワイト」
 「スノーホワイト」
 「しっくいホワイト」
 「シルクホワイト」
 「プレーンホワイト」……

もう、よく分かりません。


色彩を表現する呼び名がなければ、大まかな色の認識は出来ません。しかし呼び名だけでは実物を確認するとイメージと違う…というコトが多々あります。(真っ白をイメージして注文したら、ちょっとベージュぽかったとか…という話)

単色でもこの状況なので、複合的な色の選択・調和の判断はより困難を極めます。


 だから、色のデザインには細かな注意が必要なんです。


色柄についてお客様により良いアドバイスをする為、僕もインテリアコーディネーターの資格を持っています。色についての質問あれば、是非ご相談下さい。



【 イベント告知 】

 今月下旬には、弊社イベントとして
 「ライフスタイル見学会」を企画しています。

 実際に生活している家の住み心地を
 ”見て・聞ける” 他には無い特別な見学会です。

開催日が以下の通り決定しました。
 
 開催日:3/25(土)、26(日)と、4/1(土)、2(日)
     ※合計4日間の開催を予定しています
 時 間:9:30~17:00
 場 所:湖西市新居町内

 ※現在、案内チラシを作成中です。

現在、見学希望の方の受付をしております。
お手数ですが、電話・メールにて事前予約をお願い致します。

沢山の方のご参加を、心よりお待ちしております。

 T E L : 0535940636
 メール: shirai-k@za.tnc.ne.jp



シライ
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